この身は絶対に。 


俺と兄貴はずっと一緒だ

これまでも

これからも

「なぁ 兄貴」

語りかけると不機嫌そうな声

「何がだ?」

ずっと

「俺たちは」

ずっと


「お前が考えてる事は分かりゃしねえが」

伸ばされた手に俺も手を伸ばす

「俺たちが別々になることはねェよ」

「……あぁ」

いっしょ

うまれるときも

いきるときも




しぬときも

「ふたりで」「あゆんで」
「いっしょに」「さいごは」



「「そのときは、また、ふたりで」」

その手は絶対に離さないから


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