ブルーアー×バイオレット



“バイオレットが寝たら”

ここは目の保養がいっぱいな萌えk...おっほん。

ここはウェストン校、
テムズ川のほとりに
学び舎を構える、

英国屈指の名門寄宿学校である。

その広大な敷地は
複雑に入り組んだ広大な校舎を初め、

ゴシック建築の荘厳な礼拝堂や
歴史ある4つの学生寮を内包し、

生徒達は伝統を重んじる
厳しい戒律に縛られた男子のみの寮生活と
独自のカリキュラムによる高度な教育により
真の英国紳士に育つとされ

貴族達はその輝かしいステータスを得る為
超高学な学費にも関わらず
こぞって子息をこの学校に入学させたがった。

そして、今日も鐘の音が鳴り響く。

「...眠い」

白鳥宮で
ぶくぶくぶく...と、
ストローでカップの中のきもちわr…
おっほん、紫色に変色した飲み物で遊びながら、
この学校の4人の監督生の一人、
グレゴリー・バイオレットがそう呟く。

「...昨日早寝しなかったな?」

さくっ、と出来たてさくさくミルフィーユを食べながら、
優雅なティータイムを楽しむ顔だけイケメn…
おっほん、監督生の一人、
エドガー・レドモンドがそう軽く呆れたように笑う。

「....チェスロックと一緒にポーを読んでた。」

ぽふん、とソファーに横になり、
そうバイオレットは言った。

「夜にそんな物を読むな、悪夢を見るぞ。」

本を読み終わり、横になるな、と叱るのは、
眼鏡のてんs…おっほん。
監督生の一人、
ロレンス・ブルーアー。
今日もきっちりしてて凄いです。←

「...レイモンドを土に沈めて助けを求められる夢なら見たけど」

「見なくて良かったよ、てかそれをうきうきと言うのかな普通」

少し口元を緩ませ、そう言うバイオレット。
苦笑いをするレイモンド。

「.....」

うとうと、とし始め、眠るバイオレット。

「「.....」」

二人はじーっ、とバイオレットを見て、ため息をつく。

「....本当に、仕方ない子だね。」

「襲われると思わないのか...」

「襲うの?」

「襲うと思うか?」

軽い談話をする、ブルーアーはどっちでもいいのy(←

「...何だ、バイオレットは寝たのか?」

ドアを開き、ムッキムキよーふうっ、ではなかった。
監督生の一人、
グリーンヒルがバイオレットを見て、
またか..と呆れ顔になる。

「ああ、...全く、こんな寒い日に何もかけないで眠ると駄目だろう?」

と、自分のベストを羽織わせるレイモンド。

「...仕方ない、良く眠れる方法でも教えておこう。」

と、紙に良く眠れる方法を書いて近くに置いたブルーアー。

「...お休み、バイオレット。」

きつそうだったネクタイを緩め、
頭を撫でるグリーンヒル。

「...さて、
バイオレットを起こさないように
僕らは静かに行こうか。」

「ああ」

「そうだな」

そして3人は白鳥宮を後にした。




“その後“

ぱちり、
と夕方で綺麗な景色を水面に魅せる時に、
バイオレットは目を覚ました。

「...寝てた。」

瞼をこすり、ふぁあ...とあくびをすると、
自分のではない赤いウエストコートが目に見えた。

「.........」

あったかかったのは、これのおかげか。

そう思って、机を見ると、紙が置かれていた。

“良く眠れる方法を書いておいた、
もう夜更かしはするな、いいな?

ブルーアーより”

「....お母さんだ。」

本当、変わらないね。

と、笑い、ネクタイを締め直した。

「..._______」

“お礼なんて言わないからね。”

そう言った彼の顔は、とても優しそうだった。

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