Novel
結局付き合うんじゃないか
[押して駄目なら〜]の続きっぽいもの。
後日談てきな?
風月の要請にて作成ww
微レンマサ要素有り(仲が悪くないだけです)
どうぞ\(^o^)/
『…………(キョロキョロ)』
「どうしたんだい、彩輝?」
落ち着かない様子であたりを見回す彩輝に声をかける。
『いや、最近やけに音也を見掛けないなぁ、と思ってな』
「イッキ? あぁ、そういえばいないね」
確か、押して駄目なら引いてみろ作戦とかなんとか言っていたような気がする。イッチーから助言されたらしいけど……
『いたらウザイけど、いなかったらいなかったで落ち着かないな。ストーカーがいなくなったのは嬉しいことだがな。音也、体調でも崩したか?』
「気になるならAクラスに行ってみたら良いじゃないか」
『特に用もないのに行くのもどうなんだ?』
「じゃあ、聖川にこれを届けてくれよ」
『ん? 手紙か』
「お願いするよ」
『わかった。ついでに音也の様子も見てくる』
「いってらっしゃい」
『おう』
『失礼します』
「仰上ではないか。どうしたのだ」
『ん、真斗に届けもの。レンから』
「神宮寺? 自分で渡せばいいものを……」
『……そう言えば、音也はどうしてる?』
「一十木か。特に変わった様子はないな」
『そうか、それならいいんだ。最近、音也がつきまとってこないから逆に落ち着かなくてさ』
「あぁ、そういうことか。最近、一十木が休み時間に教室にいるからどうしたのかと皆で話していたのだ」
『まぁ、音也によろしく言っといてくれよ。じゃあな』
「………彩輝、俺のこと…」
〜後日〜
その後、彩輝が自分のことを心配してくれていたと知った音也が、再度ストーカーを始めた。
彩輝は音也に『好きって言うのは付き合ったやつだけだ』と言ったところ、「俺と付き合えば問題ないよね!」と言われ、なんやかんやで口車にのせられて付き合い出した二人。
「彩輝ー」
『ウザイ離れろ』
「うん、わかった。照れるから部屋で二人の時にするね!」
『そういうことじゃねぇよ!』
音也の頭を思いきり殴る彩輝と、めげずにべたべたする音也。
「彩輝、結局イッキと付き合うんじゃないか」
その背後には、呆れた顔をしたSクラスの面々がいたという───。