Novel
見つめるだけで…
[目を逸らされてるのは〜]の続き(?)
お次は砂月目線(四ノ宮は分裂。双子設定)
「あ、砂月だ。隣いい?」
こいつは確か……那月のクラスメイトの一十木とか言うヤツか。
「勝手にしろ」
「うん、ありがとう。……ねぇ、砂月は、見つめるだけで胸が痛くなったりする人、いる?」
……コイツ、馬鹿じゃねぇのか?
「いねぇに決まってんだろ、タコが」
意味わかんねぇ。いきなり俺に聞くな。
「俺はいるんだよ。Sクラスの、彩輝っていう子なんだけどさー」
は? 彩輝って……仰上のことか? アイツは男だぞ。
「でね、彩輝は手を振ると照れて目を逸らしたりするんだよ。それが可愛いんだぁ」
最近、仰上がやけに挙動不審なのは一十木のせいか……
つーか。
(『見つめるだけで胸が痛い』、か。相手は頭が痛いだろうよ)
微ストーカーではなく普通のストーカーと化した音也。音也の話を聞いた砂月は全てを理解するw
お題配布サイトさま・確かに恋だった