Novel
残念なお兄ちゃん
ある物を片手に、兄の部屋を訪ねる。
『俊兄?』
「………なんだ、彩綾か。少し待っててくれ、あと少しでいい案が浮かびそうなんだ…」
『それ、さっきも聞いたから。入るよー』
「あー、新作のダジャレが思いつかん!」
『そうだろうと思った。はい、大好きなコーヒーゼリーだよ』
「ありがとう、妹よ」
『はいはい』
「はっ! 熊をくまなく観察する、キタコレ!!」
『食べ終わった食器は自分で片付けてねー』
「おー!」
コーヒーゼリーで気分転換になったかな?
伊月くんの妹←
好物を持っていってあげる優しさと、ダジャレを笑わないでスルーする厳しさ。
つまりよくわかんない((