白鳥宮が静まり返る。

その静寂を破ったのは、

「…ッ

れ、レドモンド貴様っ本当に分からないのか!?」
「ぐ…っぅ、本当に知らないんだが…」

グリーンヒルが叫び、レドモンドの襟首を掴む。
ぎりぎりと首が少し締められているのか、レドモンドの顔色が少しずつ青くなる。

「ちょ、グリーンヒル!」
「…すまない…
ただ、それだとバイオレットが可哀相だと思ってな…」

だからといってレドモンドを殺しかけても意味ないでしょ、と声をかけるとグリーンヒルは再度謝った。

「…すまないな、こればかりは…


ただ、一つだけは分かる。」

ぽつりとレドモンドが呟いた。

 

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