マイナーな組み合わせ


この小説は、作者に魔がさしてしまい、製作したものです(´・ω・`)
『この組み合わせのBLってないよなー』
と思い、書いてみました←
需要も誰得なのかもわからない作品ですが
「ちょww作者wおまww(^Д^)やらかしたな」
と思ってくだされば幸いです(笑)


ちなみに組み合わせは、「音也×藍」、場所は事務所でジャンルは甘です←


では、やらかした本編をどうぞ\(^o^)/↓









「オトヤ」

 仕事の打ち合わせの帰りにたまたま寄った事務所で、赤い頭を見つけた。
 小さな声で呟いただけなのに、

「藍!」

大きな声を出し、手を振る恋人に、シーッと唇に人差し指を当てる仕種をする。
意図は伝わったらしく、彼は手を振るのをやめ、そっと近づいてきた。

「藍、今日は事務所に寄らないんじゃなかったっけ?」

「たまたま近くに来たから寄っただけだよ」

「そっか。でも会えて嬉しい」

えへへ、と笑うオトヤに、ちょっとドキッとした(ような感覚になった)。

「じゃあ、ボクは行くから。オトヤも次の仕事の時間でしょ」

「あっ、そうだった! じゃあね、藍!」

バタバタと慌ただしく走り去る。
まったく、と息を吐いたところに、メールが来た。

《大好き!》

たった一言だけのメール。たった4つの文字の羅列。
それなのに、こんなにもこのメールが愛しく感じるのは、人間らしい感情が芽生えた印なのだろうか。

──スーパーコンピューターでも、処理できないほどの『感情』。
自分の名前と同じ読み方をするけれど、全く違うモノ。




『愛』


 彼がくれた『それ』は、柔らかな絹の枷のようにボクを縛る。


 『藍』

彼が呼ぶ『それ』は、狂おしいほどにボクを甘く苦しめる。




──でも。
 それがたまらなく嬉しいのだ。






《ボクも好き》






 ──単純な彼がどんな返信を返してくるかなんて、予測するのは簡単だ。
でも、そんな予測通りの返信が、いつも少しだけ楽しみなのは内緒だ。


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bkm

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