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12.16 17:12 リセ様

リセ様へ

初めまして、城里です。
この度は素敵なメールをお送り下さり、本当にありがとうございます。まず初めに大切なことをお伝えさせて頂きますと、長文メールは私の大好物でございます。私の脳は頂くメールの長さを愛の大きさに換算するという都合の良い機能を搭載しておりますので(笑)、リセ様からとてもご丁寧なメールを頂けて本当に嬉しかったです。長文だから、とお気遣いを頂きましたが、私にとっては本当に嬉しいメールでしたので、どうかお気になさらないで下さいませ。そして、私からのお返事が長ったらしくなることをお許し下さい。

こうしてメールを頂くのは初めてですが、リセ様は以前から拙宅に足を運んで下さっていたのですね。しかも毎日……!! 感激です。ありがとうございます。さらにさらに、作品だけではなく私の阿呆丸出しな日記にまで目を通して下さっているとのことで。嬉しいやら恥ずかしいやらです。いつも妄想爆発ですみません(>_<)

>日記のKの感想を見て、ストンと言葉が胸に落ちるような感覚

そう言って頂けるのはとっっても嬉しいです。私自身はただ単に感じたこと、妄想したことを詰め込んでいるだけなのですが。リセ様がそこに共感して下さったり、また解釈の異なる部分に「なるほど」と感じて下さっているのであれば幸いです。Kはとてもグレーゾーンの多い作品なので、観る人によって様々な解釈の仕方がありますよね。そこが面白い部分というか、深読みしたくなるというか。そういう魅力を、こうして一緒に楽しむことが出来るのはとても嬉しいです。

今期、揺れに揺れたセプター4でしたが、#10#11でピースが嵌るように形が再形成されましたよね。
#10の、吹っ切れたような室長の表情。嬉しくもあり、恐ろしくもあり。
そして、ずっと迷い俯いていた世理ちゃんが覚悟を決め、顔を上げるシーンは本当に感動しました。そして、それを支える特務たち。彼らの思いが報われる結末になることを願わずにはいられませんね。
伏見もまた、毅然として揺るがない態度が本当に格好良かったですね。室長のため、というのはまた少し異なるのかもしれませんが。「ろくでもない世界」に興味はない。伏見が「すげー」と思う人は、今となっては宗像礼司ただ一人なのかなあ、と。今後、伏見がセプター4の面々と再会するシーンが描かれるのかどうか、とても楽しみです。

リセ様のED解釈、『色とりどりの花散って奈落を砕く破滅の剣』の「色とりどりの花散って」はそれぞれの王のことではないか、と。なるほど確かに、仰る通りかもしれませんね。後半部分については、私も室長のことだと思っています。歌詞にまで死亡フラグが立つ室長……、本当に今期は恐ろしいですね。
解はレッドさんが作詞されているだけあり、非常に意味深というか。色々と考えさせられますよね。

スクナは、伏見と八田にとって"もしかしたらあったかもしれない未来"、ですものね。特に伏見は、あのままjungleを続けていれば、スクナのようなポジションに立ったのかもしれません。
伏見と八田の共闘は、LSWで描かれたような戦い方になるのでしょうか。次回が楽しみですね。

アニメの感想を共有出来るだけでも嬉しいのに、わざわざ拙宅の作品のご感想まで送って下さり、本当にありがとうございます。

「いつか見つかる解」は、とにかく愛される室長を描きたかった作品でした。
本編でこのまま石盤が破壊され、室長がただの人として生き残った場合、果たしてそれは幸せなことだろうか。と考えた時、答えはノーな気がして。でもそれは凄く哀しいので、みんなと一緒ならまた答えを探せるよ、と。そういう、かつての室長にはなかった選択肢を書いてみたかったです。
確かにセプター4の面々は王である宗像礼司と出会い、惹かれたことがきっかけだと思いますが、共に過ごす中で、王の責務を全うする宗像礼司という一人の人間を慕うようになったのではないかな、と。リセ様の仰る通り、DOBでもみんな室長のことを慕っている描写がありましたよね。室長は不器用というか、そういうところで一線を引いてしまっていますが、案外室長がその壁を崩せば彼らはすごく近しい存在になれるのではないか、と思います。この絆が最後にちゃんと室長まで届くといいですよね。
青の事件簿下巻、私はまだ読んでいないのですが、続きがとても気になっています。今週中にはゲット出来る予定なので、とても楽しみです。

「君のただいまが聞きたい」では、今度は伏見が盛大に愛されている話を書きたくて。私の中で室長と伏見は、それぞれ愛の形は違いますが、とにかくみんなに愛されていてほしいです。
特務のみんなが最初から最後まで全面的に伏見を信じていた、とまでは言いませんが、きっとみんな心のどこかであの裏切りには裏があるのではないか、と考えていたような気がして。だから、室長が伏見におかえりと声を掛けるだけで、全員が同じ思いになれるのかな、と。ほらやっぱり、と笑えるのかな、と。そんな関係性であれば嬉しいです。秋山は完璧に信じていた、という設定にしてしまいましたが(笑)。そこは私の勝手な萌ポイントでした。

私がKに嵌って、早三年が経ちまして。当時から室長最愛のため、あの複雑で分かりにくい人についてひたすら考え続けてきましたが、未だに「宗像礼司はこういう人だ」という答えは出ません。解釈が難しい人だというのもありますし、室長がKRBからKRKの三年半で変わっていった、というのもあります。室長もまた、他のキャラクターと同様に変わり続けている。その中で、一本折れない大義がある。普通の人間としての一面、王としての一面。やたらと難しい人ですが、これからもずっと室長の想いを一つでも汲み取れるように、その生き様を見つめていたいなあ、と思います。
こんな考察の過程が作品や日記に反映されているのですが、リセ様にもお楽しみ頂けているようでとても嬉しいです。ありがとうございます。
残り二話、室長がどうなるのか、ということも含め何かと懸念事項の多い展開ですが、最後にみんなが幸せであることを願うばかりです。

この度は、あたたかい素敵なメールを本当にありがとうございました。こうして同じ作品への愛を共有出来て、とても幸せに思います。今後とも、拙宅をよろしくお願いします。そしてもしお時間がございましたら、また構って頂けると嬉しいです。
年の瀬ということでリセ様も何かとお忙しいかと存じますが、体調を崩されませんようご自愛下さいね。
またのお越しをお待ちしております(^^)




2015/12/17 00:44

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