「仗助くん、億泰くん、撮影お疲れ様〜」

「撮影って言われてもよォ〜…俺たち普通に戦ってただけだぜ?」

「エッ、撮影してたのか?」

「あはは、億泰くんは撮影って言ったら硬くなりそうだったから、言ってなかった。ごめんね」

「確かに、無駄にセリフ噛みそうだな」

「そうかァ〜?」

「いやでも、素の億泰くんがかっこいいってことで!素敵なPVに仕上がると思うよ〜!」

「…そう言われるとよォ、悪い気はしねーけど…」

「かっこいい…」

「ん?」

「俺もよォ、なまえさんにかっこいい所を見せようかと思って」

「…?」

「ちょっとなまえさん、手を出して」

「何するんだ?仗助」

「いーから」

「はい…どうぞ…?」

「いくぜ?いち、にの、さん!」

「わ、わああ!手が治った!」

「なまえの手荒れが綺麗サッパリ…!」

「本当ならよ、もう少しはやく治してやりたかったんだけど、なまえさんは直ぐにどっか飛んで行くからよォ」

「いやいや、いつでも呼び止めて良かったのに〜!ほんっとにありがとう!」

「ケガしたらいつでも俺に言って欲しいッス!」

「じゃあ削りとって欲しいものがあれば俺に言えよ!」

「あ、はは、削りとって欲しいものはあるかな…ありがとうね…」

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