ASB | ナノ

「お待たせしましたー、お昼のお弁当、…お弁当食べます？」

「本来なら吸血鬼をいただきたいのだが、まあ腹の足しにはなるだろう…」

「あはは…えーっと、幕の内とお茶です」

「お茶？なんだこの奇妙な色の液体は」

「あれ、飲んだことないですか？」

「このような色のものはな」

「紅茶みたいなものですよ。美味しいので飲んでみてください」

「うむ…」

「…どうですか？」

「…貴様、このカーズに毒を盛ったな！？」

「え、えええ？！そんなはずは…！」

「ではこの不快な苦味はなんだというのだ！」

「苦、味…？」

「うむ」

「苦味…はっ、カーズさん、ひょっとして」

「何だ」

「お子様舌…」

「輝彩滑刀ッ！！」

「アッ、やめ、ぎゃーー！」

「このような不快なものを飲ませた罰だ！…わかったらさっさと他のものを買ってくるのだ」

「わ、わかりましたよぉ…何がいいですか？」

「キャラメルマキアート」

「じょ、女子か！！」