「ジョニィさん、今度の衣裳のあわせと採寸をお願いしたいんですけど…」 「あっ、ちょ、ちょっとまって!」 「え?…扉開けてもいいですか?」 「待って!あーっと、その!ちょっと片付けるから!」 「散らかってても気にしませんよ〜。時間ないからもう開けますね。失礼しまーす」 「アッ!」 「なんだ、パンツ一枚なだけじゃないですか」 「…、キャーとか言わないの?」 「うーん、カーズさんとかで見慣れました」 「…(ぼくのあの焦りはいったい…)」 「というか都合良かったです。先に採寸しちゃいましょうか!はいじゃあ胸囲はかりまーす」 「う、うん…」 「前失礼」 「(なまえに抱き着かれてるみたいだ…いや、なまえは今真面目に仕事をしてるんだ!)」 「ジョニィさんってなかなか良い胸板してますね」 「ちょっと…なまえ…!」 「ありがとうございました〜、次ウエストです」 「わかった…」 「またまた前失礼しまーす」 「(あ…なまえの匂いがする。シャンプーかな、すごく良い匂いだ…)」 「(うらやましいウエストだ…)」 「(あれ?なまえの腕のところに赤い…アッ、どうしよう…ムラムラしてきた!)」 「終わりです!ヒップ最後にはかり…」 「ご、ごめん!それあとでいいかい!?」 「え、ええ?」 「と、トイレ…!」 「わかりまし、た…うわあ、爪の移動早い」 (あれ以上なまえの近くにいたらマジにヤバイ…!) (ン?なまえなんでジョニィの部屋に?) (ジャイロさん!さっきジョニィさんの採寸とっててかくかくしかじか…) (…ああ、よーく分かったぜ(逃げたな、ジョニィのヤツ…)) |