「ム。君、少しいいか?」

「!!」

「なにもそこまで驚かなくてもいいだろう」

「だって、…じゃない、えっと」

「自然な言葉で構わない」

「本当ですか?」

「ああ。あのジョニィ・ジョースターやジャイロ・ツェペリなんかは敬語のけの字もないじゃあないか」

「あの二人は…ヴァレンタイン大統領と色々ありましたからね」

「そうだな。…あの二人は別だが、それでも私に敬語を使う人間はそこまで多くないかもしれないな」

「ええ…っ、でも、そっか。仗助くんとかもかァ…」

「フフ、威厳がなくなったかな?」

「そんなことないです!頼り甲斐ありますし、…親しみやすい、お兄ちゃんみたいな…?」

「私の妹になりたいのか?」

「そ、そんな恐れ多い…!アッ、し、失礼しますゥ!!」

「(逃げられたか)」

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