「(うーん…あの人苦手なんだよなあ…やだなァ…行きたくないな…)」

「俺の部屋の前で固まってるけど、何かあった?」

「ひい!」

「面白い反応するね、アンタ」

「え、ええっと、お弁当持ってきましたァ」

「ベネ、ありがとう。ちょうど腹が減ってたんだ」

「じゃあ私はこれで!」

「まあ待てよ。君も一緒に食べていかないか?そろそろ昼休憩なんだろ?」

「そうなんですけど、え、っと…ええあと、嫌…あ、違、無理です!」

「…」

「(あああしまった…失言だったな…)」

「…そういう風に露骨に嫌がられると興奮するな。良い!ディ・モールト良いッ!」

「ひいい…!」

「その怯えた目も良いな、母親になって欲しいくらいだッ」

「し、仕事に戻りますゥ!」

「さっき休憩だって言ったじゃあないか」

「(しまった…!)えっとえっと…た、助けてーー!」

「良い反応だッ!」

「やだ、えっほんと、ひいい…!」




(数分後にプロシュートさんに助けられました)


第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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