┗3
「…ったく」
土方はイラッとしたのかタバコを取り出し吸おうとしたが、少し考えて止めた
「…容態は…」
「…見ての通りだ…笑いたきゃ笑えよ……ケホッ…」
「……」
土方は銀時の寝ている布団の横にあぐらをかいて座った
。座位になっている銀時と同じ目線になった
「………」
土方は何も言わず銀時を見た
「……?」
小首を傾げる銀時を見て土方の表情が少し緩んだ
「…早く治せよ」
そう言って銀時の髪をクシャッと触った
「〜〜〜」
銀時はプイッと顔を背けさっさと布団の中に潜った
(素直じゃねぇなぁ)
***
「あ、土方さんちょっと」
「ん?」
新八が襖を開けて土方に話しかける。銀時は横になっていた
「僕たち姉上のところに行ってしまうので銀さんをお願いしたいんですが、あの…迷惑でしょうか?」
「…別に」
「じゃあお願いします…台所とかは適当に使って下さい」
「じゃ行てくるアル」
「ん」
土方は襖が閉まるまでヒラヒラ手を振って見送った
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