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「…誘っておいて、途中でやめるなんて…出来ると思う?」

「!!…なに――ヒャアッ?!」

うつぶせのジェットの後ろは全くのノーガードでシャツ越しにぐっとお尻を掴んで撫でた

「ちょっ!痛っ!!」

シャツの中に手を入れジェットのナカに中指をねじ込んだ

「やだぁっ!!」

ジェットは信じられない様子で振り向いて僕の腕を掴んで逃れようと必死になる。が、体勢が整わないために力がうまく入らない

僕は簡単に彼の腕を背中に回し押さえつけることができた

「いって…放せ!!放せよ!!…イヤだ!」

グッグッと中指を動かしジェットのナカを探る

「やっヤダァ…指ッ…動か…すなぁッ!」

そして彼の一番弱いところを探り当てた

「―うぁあっ?!!」

前立腺を指で擦りあげるたびジェットはビクンッと跳ねて仰け反った

「ココが悦いんだ…」

「ちっ…ちが…ぅ」

「…嘘つき」

「ぃあぁっ!―んなに、入らないってぇ」

中指と人差し指を差し込んでジェットのナカの更に奥を探る

ガクガクと震えてナカ全体がキュッと指を締め付けヒクヒクと痙攣した

彼の切なげな声が僕の耳を刺激する

「もぅ許…して…ジョォ…」

ジェットは苦しそうな表情をして眼から涙をこぼし僕に懇願する

それはとても綺麗で、独り占めしたくなって

もっとグチャグチャに壊したいと思った

でも

僕は何より―…


「……いぃよ。その代わり答えて」

「…に」

僕は自分の指をジェットのナカに入れたまま後ろ手に掴んでいた腕を放した

「なんで僕を誘ったの…忘れたいことでも、あったの?」

「―!!…ふ…ぇ…う…うぇえぇ…」

ジェットは図星を突かれたのか顔をゆがめて声をあげて泣きじゃくった

…抵抗されたって、このままシようと思えばできた…


でも僕は

彼を奪うよりも

彼を愛したかった





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