Memo | ナノ




Judgement【那翔】
2011/10/30 22:28

※パロ




人々は自らの限界を超えた大きな力、自然をコントロールする力を求めていた。
しかし自然というのはとても驚異的なもので、人間が容易くコントロールなど絶対に出来ない。
人々は愚かな人種だ、自然が引き起こした天災を人は悪魔や魔女の存在のせいにした。
魔女や悪魔とされた者は皆火刑にされ、死んでいく。
それを後世の人間は『魔女狩り』や『異端審問』と言う事になるのはそれから何世紀も渡って言われるようになる。
そして今、15世紀……とある村が『魔女狩り』の区域となった。




「あれれ……僕、迷子になっちゃった…?」

僕はしがない旅人だ、色々な所を沢山旅してきた。
盗賊に襲われたり、病気に掛かって何度も生死を彷徨う事になっても旅を続けている。
この国では『魔女狩り』というものが行われているらしい。
それでも構わずに僕は真っ直ぐ進んでいく、すると森に入り込んでしまった。
そして、今に至るわけだ。……今日はここで野宿かな。
溜息を一つ付きながら歩き続けていると大きな湖が僕の視界に入り込んだ。
綺麗な湖……今日はここで野宿をしよう、そう思って僕は湖へと走る。


湖に辿り着くと一人の可愛い女の子が湖に足を付けていた。

「……誰?」
「…あ……」

女の子は振り返って僕を見る、日光でキラキラ輝く金色の髪に大きなブルーの瞳。
可愛い……とっても可愛い女の子だ。

「えっと…那月って言います。貴方の名前は?」
「翔……」
「可愛いお名前ですね、翔ちゃん。」

翔ちゃん言うなと女の子は僕をぽかぽかと殴る、ように本人はしているのだろうと思うけれどもそれは可愛いもので……。
可愛い可愛いと頭を撫でると止めろと怒られる。

「……あのな、言っておくが…俺様は男だ!」

翔ちゃんは僕をぽかぽかと叩きながら言う。
え?男の子…だったなんて知らなかった、てっきり女の子かと思った。
けれども男の子でも女の子でも可愛いは可愛い。
僕はそれでも構わずに翔ちゃんを抱き締めた。
嫌だとばかりに抵抗するかと思えば、翔ちゃんは少しだけ戸惑いながら背中に腕を回した。




「……翔ちゃんは何でこんな所にいるんですか?」
「……それは……」





終わりダム。
魔女狩りされちゃう翔ちゃんの話、書いていて楽しかったけれど次第にネタが尽きた。
シリアスは私には難しいお…しょぼん。
あるっちゃああるけど書いてもしっくりこないので……。
続きはないダム、本当にないダム。
……ジャッジメントですの!


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