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カーテンの隙間から日差しが入る。
その眩しさで目を覚ました。
「ふわぁ…何時だ…」
大きなあくびをしながら時計に目を移す。
短い針は10、長い針は30を指していた。
「トイレ…行ったら、もう一眠りしよ…」
今日は土曜日。
部活に入ってない私にとっては暇な1日だ。
布団をのけて寝室を出る。
父が単身赴任でこの家を出ていって数ヶ月。
前まで二人で生活していたこの家は、変に広く感じる。
まぁ、そろそろ慣れてきたけど。
ピンポーン
そんな時に部屋に響き渡るインターホン。
誰だ。
宅急便?なはずはない。
お隣さんかな?
私が一人暮らししているのを気にかけて、よくご飯とかおすそ分けしてくれる優しいマンションの住民の方々。
ボサボサ髪だけど、いっか。
「はーい。」
ガチャ
「あ、お前が琴原結衣?
オレは二口堅治。よろし…((ガチャ」
え、誰。
扉を開けると背の高い全く見覚えのない男性。
怖い怖い怖い。
なんで名前知ってるんですか、誰ですか、ストーカーですか。
学生っぽかったけど…。
外で「開けろよー」とか騒いでる怪しい人。
早く帰ってください(震え声)
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