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・貴女side
小「おはよ、琴原」
『……』
小「シカト?琴原のクセに生意気じゃん、お仕置k…」
『おはようございます!!!」
翌朝、朝練が始まると言う時間にばったりと小湊に遭遇。
昨日の今日で気まず過ぎると言うのに、奴は普段とこれっぽっちも変わらない。
意識している自分が馬鹿らしいわ。
『何、昨日の…』
小「何って?」
『だから!昨日のさ、送ってくれた時の!』
小「ちゃんと言ってくれないと分かんないんだけど」
『ぐぬぬ…いいよ!もう!』
詳しくってなに!?あれをどうなんて説明すればいいのさ!
ニヤニヤした小湊の表情を見ると、これは分かっている顔だ。
分かっていて言わせたい時の顔だ。
小「何、意識してんの?」
『そりゃあねぇ!?』
小「ウケる」
『ウケませんけど!?』
なんなのこいつ!?
あれだけで意識しちゃういたいけで純粋な乙女をからかって楽しんでんの!?
どんな悪趣味だよ!?
『もー私だからいいけどさ、可愛い後輩達にはやめてよね、耐性ないだろうし』
小「へー琴原は男の耐性あるんだ、プレイガール」
『違いますけど!?小湊耐性の話ですけど!?
小「心配しなくても、お前にしかしないよ」
『私にもしないでほしいんですけど!?』
小「じゃ、今日もよろしくー」
『おい!!!』
練習すら始まっていないのに、朝から小湊との掛け合いでゼーハーと息を切らす。
本当に何を考えているのか、分からない。
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