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『あっ2人ともおはよう!結果どうだった!?』
四「はよー」
一「おはようございます」
誰もが気持ちの乗らない月曜日の朝。
だけど今日はそんな気分では一切無く、とにかく急いで学校へと向かうと、お目当ての2人は既に登校していて、窓際の席で前後に並んで談笑している。
その姿を見て駆け寄り、挨拶もそこそこ、さっそく本題に入るも、2人はのほほーんと挨拶を返す。
『質問に返して欲しいんだけど!ど、どうだったの...?』
私から結果を聞くのも失礼だとも思うし、相手から話してくれるのを待つのが本当はいいんだろうとも思うけど、聞きたいものは聞きたいし、知りたいものは知りたい。
息を切らしながら、机に手を付き、恐る恐る2人を見つめると。
環が右手を出してブイサインをして見せた。
四「オレもいおりんも合格」
『おっ、おめでとうっ!!!』
私たちが通う七星学園は、一般生徒はもちろん、芸能関係の仕事をしている生徒も何人か通っている。
1年生の時から仲が良かった一織と環から、つい先日アイドルのオーディションを受けることになったという話を聞き、結果が出る今日まで本当に気が気では無かった。
そして、無事に合格したという話を聞いて、心の底から安堵の息を零す。
『ちなみに、三月くんは...?』
一「兄さんも、合格です」
『よかったぁ...』
一織とは小学校、中学校から一緒で、もちろん兄である三月くんの存在も知っていた。
それなりに仲も良く、三月くんが昔からアイドルに憧れていた事も、その結果が残念ながら伴わなかったことも知っていた。
だからこそ、2人はもちろんだけれど、三月くんも念願のアイドルになれたことを聞いて本当に嬉しく思う。
『私、絶対ライブ行くし、CDとかも買うから頑張って!』
四「ファン1号じゃんサンキュー」
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