小説 1

それでも

(沖神)


危機的な状況で起こる興奮――



亜麻色の白刃が宙を舞い、
桃色の番傘が唸りを上げる。

亜麻色の剣尖が皮膚をえぐると、
桃色の銃弾が骨を貫いた。

「サド!うしろ!」
「こっちだ!チャイナ!」



激しい運動の後で起こる興奮――



亜麻色は壁にもたれ掛かり、
桃色は地面に寝転がる。

亜麻色は桃色を見、
桃色は亜麻色を見た。

「疲れたネ」
「俺もでさァ」



そう、きっとこの恋は――



亜麻色の手は桃色の前髪に触れ、
桃色の手は亜麻色に向かって伸びる。

亜麻色の唇は桃色の唇を塞ぎ、
桃色の腕は亜麻色の背にまわった。

「同じネ」
「全くでさァ」








――只の勘違い




沖神好きです。
しかし、私の頭の中は理屈でできているので考えるのはダメっぽいです(´・ω・`)

甘いって何?


生理的興奮と恋愛のドキドキ感は一緒のようです。一緒にスポーツをしたり、ジェットコースターに乗ると恋が実りやすいとも言われてますね。


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