コトノハ。 | ナノ


▼キンチョウカン。


ナマエside。

中に居たジムトレーナーを倒し、やっとわたし達は一番奥までたどり着いた。

「ようこそ こちらサンヨウシティポケモンジムです」

どこかで声が聞こえた。

「オレはほのおタイプのポケモンで暴れるポッド!」

そして登場するさっきの人。
なんだか暴れるとか人聞きの悪いセリフを言っている。

「みずタイプをつかいこなすコーンです以後お見知りおきを」

さっき入り口で助けてくれた人が登場する。
つかいこなすってなんかすごい。

「そしてぼくはですねくさタイプのポケモンが好きなデントと申します」

あ、紅茶くれた人だ。
あの紅茶おいしかったなあ…。

「あのですね……ぼく達はですねどうして3人居るかと言いますと……」

デントさんが続けて話す。
…この話し方だとなんだか話が長そうだ。

「もう!オレが説明するッ!オレ達3人はッ!相手が最初に選んだポケモンのタイプに合わせて誰が戦うか決めるんだッ!」

「は、はあ。」

…ポッドさん……なんでそんなに怒ってるんですか…。

「そうなんだよね
そしてあなたが最初に選んだパートナーはでんき・むしなんだよね」

うん、バチュルだし…間違ってない。

「ということで
ほのおタイプで燃やしまくるオレ ポッドが相手をするぜ!」

とポッドさんが叫ぶ。
ほのおタイプというより新しいタイプでも作ってバーニングタイプと名づけたらきっとこの人にぴったりに違いない。

「……うーん どうしてもダンスのタイミングがずれるんですああ そうですよね 君とポケモン勝負してみたかったです」

デントさん、それはしょうがないと思います。
そしてなんだか棒読みな気がします。

「よかったですね相手がこのコーンじゃなくて」

そんなどや顔で言われても、困ります。
でもきっと強いんだろうなあ…。

わたしとポッドさんは、それぞれ位置につく。

「イヤッホー!兄弟で一番強いオレさまと遊ぼうぜ!!」

ナンパの決まり文句みたいですね。緊張感もなにも台無しです!



ついにジムリーダーとのバトルが始まった。
相手はポッドさんか…。
なんだかいかにも、ほのおタイプを使いそうな髪型をしている。
むしタイプで戦うわたしには不利…だれを出そうかな。

「いけっ!ヨーテリー!」

ポッドさんがヨーテリーを繰り出した。

「…バチュル、がんばって!」

わたしがバチュルを繰り出す。
ぱちぱち、と辺りに小さく電気が散った。
相当やる気な様で安心した。

「ヨーテリー、かみつくだ!」

ヨーテリーがバチュルにかみつこうとする。

「バチュル…よけて、ヨーテリーの中に潜って!」

バチュルはそれをかわしヨーテリーの体毛に潜る。

「オレのポケモンにそんなの効くかよ!
ヨーテリー、ふるいたてるで振り落とせ!」

しかしヨーテリーは中々バチュルを落とせない。

「バチュルは…クモ。簡単には落ちない。
バチュル、そのまま10まんボルト。」

バチュルの周りに、大きな電気が放たれる。
ヨーテリーはその場に倒れた。



「まだまだ!残り1匹!ここから気合だぜ!
次はそう簡単には倒せないぜ!いけっバオップ!!!」

ポッドさんのボールからポッドさんが出てきた!
…よく見たらポケモンだった。

明らかにほのおタイプなのでここは戻したほうが得策だろう。

「バチュル、もどって。……お願い…イシズマイ!」

わたしはバチュルをひっこめ、イシズマイを繰り出した。

「またむしタイプでいいのか?不利だぜ。」

「…それはどうかな。」

「なにっ!」

「イシズマイ、ストーンエッジ!!」

こういう時にもちものを持たせてよかったと思う。
せんせいのつめが効果を発揮したのだ。
ガガガガッととがった岩がバオップに降り注ごうとする。

「バオップ、かわせ!」

バオップがそれをかわす、が1つかすったらしくバオップはくらっとした。

「…バオップやきつくすだ!」
バオップがやきつくすを繰り出す。
イシズマイが避けようとするが間に合わず、命中した。

「…?あまりダメージを受けてないだと?」

そう、イシズマイがあまり
ダメージを受けた様子は無い。

「イシズマイのタイプは、むし・いわ。」

わたしが言うとポッドは目を見開いた。

「そうか!いわタイプもあるから……。」

「そういうこと!イシズマイ、チャンスだよ!」

バオップがふらふらしてる内に片付けてしまおう。

「もう一度、ストーンエッジ…!!」

バオップは言うまでもなく倒れた。