no title


そう、彼は岩城みたいな人なのだ。今は国語の時間。男子の教科書の朗読をシャワーの様に流しながら必死にノートと向きあい、シャーペンの先を滑らせる。そんな中でも考えた。彼は岩城みたいな人なのだ。コンクリートのジャングルの中に聳え立った、こんな学校にはあまりにも似合わない。もっと穏やかで静けさのある、東京なんかより岩城が似合うかもしれない、そう思った。なぜ岩城が浮かんだのかは自分のことながら分からないけれど、彼は岩城がとても似合う人だと思う。ああ、静岡とかもいいかもしれない。これには理由が在った。この間、静岡に行った時車の窓から見た海があまりにも綺麗だったからだ。

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携帯獣かんけいなし。途中放棄のはしりがき。




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