「ふっ。どんな関係?愚問だな。俺は奏を愛している!それだけだよ」
「何がそれだけ?ちょっとエンジェル君、顔貸してくれるかい」
「おや、奏!顔だと!?ついに私と熱いベーゼを交わしてくれるのかい!?ああいくらでも貸そうではないっガッ!!」

-しばらくお待ちください-

「ホント、どういう思考回路してんだこいつウゼーな……ああちょっと血が付いちゃった。この服お気に入りなのに。クリーニングに出せば大丈夫かなぁ。あ!えっと、私とエンジェルはただちょっと勤務場所が一緒なだけのただの同僚です。まったくもってこいつが好きとかありえません。むしろホントなんでこんなやつが聖騎士として選ばれたのか謎なくらい。ホントうざいくらい大嫌いです。はい。ホント死ねばいいのに。チッ」

「……いい笑顔だな奏…」
「あ、シュラ!待ってたよ〜!」
「何か質問がどうのこうので呼ばれたんだけど」
「そうそう私とシュラの関係が知りたいんだって」
「関係って…。……親友?」
「何で疑問系?ひどいなぁ。あ、でもシュラは初めて会った時は私のこと嫌いでしたよ?ね?」
「な!?」
「え、合ってるでしょ?だって初めて会った時は父さんに連れられて行った時で、睨まれて、そんで自己紹介で父さんの娘だって知ってからさらににら…もが!もがもが」
「そ、それ以上喋るな!!」
「ぷはっ。何だやっぱり合ってるんじゃない」
「お前…!」
「いいじゃん。今更隠すことでもないでしょ。だいたいシュラの好きな男性のタイプが強くて冷徹な男って…」
「!!それ以上喋るなあああああ!!なんなのコイツ!何で微妙に性格は似てるんだ!?人の傷えぐって楽しいのか!?親友辞めるぞ!?」
「う〜ん親友辞められるのは寂しいのでこのお話はまた後で内緒でしますね〜」
「おい奏!聞こえてるぞ!」
「聞こえなーい私は何も聞こえなーい!」
「こら奏ーーーーーーー!!」



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