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平凡万歳。普通って素敵。非モテがいるからモテ系はモテれるんだ。特徴がないことが特徴です。
そんな俺らは平凡同盟を組んでいる。平凡って素敵じゃない、いいじゃない。別に回りの奴らが超次元すぎるだけだし。俺普通だし。同士の半田にいたってはサッカー部のくせに地味だし。
だがしかーし、悲しい僻みから作った平凡同盟トップの俺にもついに春がやってきたのであるマジ神様ありがとう感謝してる大好き!神様信じてないけど!ありがとう!

俺が好きになったのは最近転入してきた謎の美少女、乙女子さん。平凡な俺の顔を「整っていて素敵だね」と褒めてくれたあげく「他の子はとても個性豊かで楽しいけど、苗字くんは落ち着いていて安心する。私は苗字くんみたいな人がいいな」と笑ってくれたのだ。マジ天使。
乙女子さんはそりゃもう偉くおモテになる。派手なモテ系男子どもも乙女子さん一色だし、クラスの男子の大半は乙女子さんが大好きだ。だから競争率ははんぱないんだが、俺は乙女子さんが褒めてくれた冷静さで乙女子さんのハートを勝ち取ってみせる!ウオー!乙女子さん好きだー!





最近、俺の親友である名前が転入生に構ってばかりで面白くない。平凡同盟を組んでいた一番の親友の俺よりも転入生との約束を優先するのだ。まるで瞳は恋する乙女、いや恋する男子?兎にも角にも、面白くない。結論。それだけだ。
転入生の名前は興味が無いから覚えてないけど、確か乙女…美?うんやっぱ覚えてねえわ、とにかくその転入生はすごい美人さんである。転入生を取り囲む男子共はまるで甘い砂糖にタカるアリのよう。ただ性格は最悪。あいつ、自分が男子にモテるのがそんなに嬉しいのか知らないがいつも醜悪な笑みを浮かべているのだ。その笑みのせいで女子の友達はいないらしいが。女子と仲良くするつもりはあるようだった。ちなみに男子どもはその醜悪な笑みを天使の笑みとか呼んでもてはやしている。馬鹿か。
話を戻そう。俺の親友があんな女にとられたのは悔しいが親友の初めての恋なのだ。これを応援しなかったら俺こそ醜悪人間になる。「半田半田俺好きな人できた乙女子さんだ応援してくれ!」「そうか、頑張れよー」そう棒読みで返すと「ああ!」と眩しい笑みが返ってきた。あーもう、俺にはあんな女の笑みよりもお前の輝かしい笑みのほうが天使の笑みにふさわしいと思うんだけど、これってどうなの?俺ホモなの?もやもやもや。とりあえず転入生爆発しろ。





fin.




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後書きなどあればここに。
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