※主♂→ブラック、主♀→ホワイト、双子設定
※ED後?N→主♂





ふと、あの双子の少年と少女の事を思い出した。


彼の名は、全てを排除し、何者にも染まらない、
でも、ひどくやさしい、くろ。

彼女の名は、何者にも染まり、全てを包み込み、
でも、とてもつめたい、しろ。

両極端なのに、とても似ている目をしたあの二人に、自分はどう映ったのだろうか。


「……ブラック」


優しく呟かれたそれは、両極端の双子の一方であり、もう一人の英雄であり、魂の片割れであり―――
――最愛の人の、名前。




あの事件から一年と六ヶ月経った。イッシュを出、他の地方を巡って様々なトモダチや人に出会い、色々な出来事を経験して、いかに自分のセカイが狭かったかを認識させられて。ああ、セカイはこんなにも広く、そして希望に溢れていたのか。でも、どこにも君はいない。だからこそ、君を想う。

今はまだ帰れないけど、いつか必ず、君に会いに行くよ。

だからその時まで―――

「サヨナラ、ボクの愛しい人。」




I think of you in the far locality.

(君に逢える日を、楽しみにしているよ…)



初N主♂小説。…N主♂?黒一回も出てきてねー…←

タイトル訳:遠く離れた土地で、君を想う。
(間違ってるかも…←)


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