今日は徳川さんとデートの日。
楽しみすぎていつもより二時間も早く起きた。
さっさと着ていく服を決めないと!どういう服がいいんだろう?
やっぱり女の子らしくワンピースとかがいいかな。

私はワンピースとカーディガンを着てナチュラルメイクをして両耳にピアスを付けて朝ごはんを食べて待ち合わせの場所に行った。


渋谷のハチ公口に行くともう徳川さんは居た。

『徳川さん!おはようございます!』
私は徳川さんの近くまで行ってそう言った。

「あぁ、おはよう。服似合ってるな。かわいいよ」
少し頬を真っ赤にしてる徳川さんがかわいいって思えた。


『あっ、ありがとう…ございます』
嬉しい。好きな人から言われたからちょっと恥ずかしいけどすごく嬉しかった。


「行くぞ」
徳川さんが手を差し出してくれたので私は手を出して繋いだ。

『はいっ!』


∞∞∞∞
少し歩いて着いたのは水族館。
水族館に来たのは久し振りだし丁度よかったかな。
徳川さんがチケットを買ってきてくれてお金を渡して中に入った。

∞∞∞∞∞
『わー!あの魚かわいい』
私達が今見ているのは小さい魚。
綺麗な鱗が魅力的だ。

「そうか?」
徳川さんはなんか素っ気
ないまあ、それも今に始まったことじゃない。
どうやったら私の事意識してくれるのかな?
やっぱ少し強引にやった方がいいかな。フフフッそうと決まれば実行するぞ!


一通り水族館の中を見終えたらちょうどお昼の時間だった。


「そろそろお昼食べるか?」
徳川さんは時計を見て私に聞いてきた。


『はい、お腹空きました』


「そうか、出て外に食べにいかないか?」


『その方がいいかもしれないですね。ここ子供が沢山いて煩いですし』
さっきから餓鬼がウザくてたまらなかった。
外の静かな喫茶店の方が楽だ。

∞∞∞∞∞

30分位歩いたところにあった喫茶店に入った。

その喫茶店はシンプルな色合いで綺麗なお店だった。

私達は店員に案内された席に座った。
メニューを見て何を食べるか決めた。
私はオムライスにしてカズヤさんはハンバーグにした。

料理が繰るまで他愛ない話をしていた。


料理が着て食べ終わってから私はパフェでカズヤさんはコーヒーを頼んだ。

食べ終わって一息突いてから私達は金を払って店を出た。


次はショッピングセンターに連れてって貰い洋服を見ることにした。
2・3着だけ買ってショッピングセンターを出てって今日はもう買えることにした。


二人で電車に乗って神奈川まで帰った。
その頃にはもう辺りは暗くなっていた。


『ねぇ、徳川さん、私の事好き?』
徳川さん
は私の前に居って多分聞こえてないだろう。


「何か言ったか?」
私の言ったことが多分聞こえたのかしらないが彼は前を向いた。


『気にしないで独り言だから』
そっと彼に近付いて唇にキスをした。


「ちびっこ、お前っ!?」
彼は少し驚いていた。


『驚いた?これから徳川さんじゃなくってカズヤさんって呼ばせてもらうね!じゃあね』
私は夜道を走っていった。
唇に残る彼の微かな温もりを感じながら。


2011年1月17日




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