『ああ、はいはいっ、!どうぞ』



黒いオーラが出て来たのはあえてスルーしよ



「璃琥先輩っ!!」

と言ってオレの事押し倒した
マジでこれどうなってんの!?
しかも、ここ学校だゼ
誰かに見られたら、やばいゼ!


『!?オイッ、どうしたんだよ!財前、つか退けよ!』



「こうしないと、先輩、絶対逃げるや」



えっ、逃げる?何から!?



「ちゃんと聞いてて下さいっスわ」



と今までに見せたことのない真面目な顔をされたのでオレは、反射的に頷いてしまった



「俺、先輩の事がメッチャ好きやねん……璃琥は、俺のことどう思ってんねん?」



ま、まさかこれって告白だよね!?


返事どうしよう、何時もなら適当に返事返しとけどこういう時は、ちゃんとしないとダメだよね


財前だし、適当に返事すると後々恐ろしいからね



『返事は、もう少し待っててくれるかな?』



今のオレには、これが精一杯だから………ごめんね、財前…


「待ってまっスわ、璃琥が答えを見付けるまで」



『ありがとう…』



「それと、もう1つ言いたいことがあるんっスわ」


もう1つ言いたいことがある?一体何なんだ?



『言いたいことは、なんだ?』


「これから、俺のこと光って呼んでほしいっスわ!」



『いいよ』



「おおきにっスわ、俺次のD2なんでそろそろ戻るっスわ」


『行ってらっしゃい』

オレは、立海の選手の為あえて頑張れとは、言わなかった

「行ってきまっスわ」

財前がオレの事を好きだったとは、全然知らなかったゼ



まあ、いいや、少し寝よ


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
30分後


ファ〜


と毛延びをした



『そろそろ、行かないと、幸村に呪い殺されるかな』



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
テニスコート


オレがテニスコートに行くと幸村が真っ黒なオーラを漂わせて


「フフフッどこに行ってたの?あと1分遅かったら呪い殺ろすところだったよ」

と行ってきた



マジで恐ろしいなぁ


しかも、呪い殺すを強調してたから3倍恐ろしかったよ


『はいはい、さっさと殺ればいいんでしょ』


「先輩、漢字が違うっス」


『気のせいじゃね?』



「小野槇次の試合は、負けんなよ!」
とブン太が言った


「負けた奴等がなにでしゃばってんの?」



えっ、ブン太と仁王の奴等負けたのか!?



でも、その証拠にブン太の右頬が赤くなってる



あれは、真田の鉄拳制裁を喰らった様だな


あれって痛いのかな?


っか、オレも負けたらあれ喰らうんじゃん


そういや、仁王が見当たんないんだけど


真田の鉄拳制裁を受けたくないから逃げたのか?


相手は、一体誰だ?
たしか、光は、D2だったよなぁ、もう一人は誰だ?

……………忍足って書いてある

ヘタレスターに負けたんだ…

ヘタレと光もよくやるじゃん!


これ、何時までも持ってても意味がないからヘタレに渡すか

オレのポケットには、謙也に渡しそびれた誕生日プレゼントのペンダントが入っていた


『おい、ヘタレ』


とオレが叫べば、ヘタレと呼ばれたアイツが振り向いた



「な、なんやねん!?」



『これを受け取りやがれ、ヘタレヤローが!!』



と言ってオレは、ペンダントを謙也に向かって思いっきり投げた


それを謙也が、キャッチした



「これは………!」



『なんも言わずに有り難く貰っとけ!!』


それだけ言うと、オレは、コートの中に入った





- 27 -



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



もどる



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -