し―…ん となる廊下。おそるおそると目を開ければ会計さんは俺から手を離していた。というか床とキスしてた。


「真から熱烈に名前を呼んでもらうなんて初めてじゃねぇか」


会計さんの背中に置かれた足の元を辿ればニヤニヤといつも以上に笑う風紀委員長様がいた。

「五味先輩…」
「んだよ、腰が抜けてんのか?」
「だっ…て、」

しゃがみこんできて顔を覗いてくる五味先輩から香る匂いに何故か少し安心する。あのまま五味先輩が来てくれなかったどうなっていたか。

「目ぇウルウルじゃねぇか。泣いたのか?」
「泣いて、ません…っ」

目の端に溜まる水滴を袖で拭う。泣いたんじゃない、泣きそうになっただけだ。

「……」
「……」
「……なんですか?」
「なんか…お前の潤んだ目とか興奮するな……」
「は?」
「……っ」
「ちょちょちょちょ タイム!!」
「ごー、よんー、さんー、ぜろー。はい終わり」
「小学生か!!じゃなくて、何しようとして…っ」
「え?何って…」

エロくて 気持ちいいこと


耳朶を噛まれ、そう囁かれて思わず「あぎゃぁああ」と叫んでしまった。まるでエコーがかかったように廊下に響き渡る俺の声。しかし第2の救世主はこない。

「ぁ、ちょっ…んっ」

ちゅ と軽く唇にキスをされて肩が跳ねる。それから何度も柔らかく、優しくバードキスをされてペロリと震える唇を舐められた。五味先輩がこうしてくるので大概はこうすればいい。

「ん、んっ、ぅ」

少し開いた唇からするりと侵入してきた五味先輩の舌は即座に俺のと絡め合わせる。柔らかい粘膜が擦り合う感覚にゾワゾワとしていればいつの間に外したのか、ズボン前を全開にされて下着越しに自身を掴まれた。思わず小さな声をあげて顔が反れる。五味先輩との間に引かれた銀色の糸はプツリと容易く切れてシャツに落ちた。


「ぁ、あっ…せんぱ、」
「やらしい顔」


最近ご無沙汰していたし、何よりも先輩はテクニシャンだ。まるで俺のイイところを知っているかのように刺激してくる。膝を折り曲げられて足の間に先輩が入ってきた。下着は太股あたりまで下ろされて俺の情けなく汁を垂らす性器は丸出しだ。はっはっ、と息を乱す先輩は俺の自身を扱きながら自分のベルトまで緩め出した。ぎょっと先輩を見れば何故か優しい微笑みをくれる。


「入れねぇよ。ただ一緒にイくだけだ」
「は、ぁっん…いっ、しょ…?」


下着も軽く下ろした先輩はピト と握っている俺の性器とを合わせる。俺よりも一段とデカく、グロテスクなそれは熱くて硬くて。そのせいか俺も頭がおかしくなったのか、自ら腰を揺らしてしまった。






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