「飛鳥くーん」
『なあに』
「かまってー」
『じゃあおいで』

わあい、と言って飛鳥の胸にダイブする。ああ、飛鳥の匂いだ。


『どうしたわけ、いきなり』
「構ってほしくなったから」
『な、可愛いなお前』
「かわッ…!は、はずかし…」

照れて飛鳥の胸に顔を埋めると、飛鳥が可愛い、と抱き締めている腕を強めた。どっきどきするッ!……飛鳥の匂いだあ。どきどきするけど、落ち着く。ん、?何かおかしい…まあ良いや。


『…まゆこ?』
「飛鳥の匂いがするー」
『…は、?』
「飛鳥の匂い」
『俺の匂い?』
「うん」
『恥ずかしいな…』
「ふふ、」

さっきのお返しの代わりに飛鳥に回した腕の力を強めると飛鳥が私の肩に頭を乗せた。飛鳥の匂いでいっぱいになる。幸せ。ああ、すっごい幸せ。





抱き締め合うだけの幸せ




飛鳥大好きーッ
はいはい、俺も愛してるよ


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