企画 | ナノ

A happy new yeah!


天秤「新年明けましておめでとうございます! 2010年ですね!」
盗賊「まぁこんな俺達だけど今年もよろしく。あ、これはいつもの変な集まり」
ロ「変な、って何だよ」
賢「管理人が勝手に私達に会話させているからだよ」
盗賊「まぁいいんじゃないか? 楽しいし」
天秤「だよね、僕も意外と楽しんでるよ、ねぇサヴァン?」
賢「ああ、面白くないことはないね」
ロ「……俺は早く帰りたい」
盗賊「あー、去年の大富豪とか?」
ロ「…もう去年の話は忘れろよ」
賢「図星のようだね」
天秤「あれは楽しかったねー」(盗賊に首を傾げる)
盗賊「ねー」(笑顔で首を傾げる)
ロ「この二人うぜぇ!」
賢「ああ、後になったが今年も宜しく。君達に良い年が訪れることを願おう」
天秤「……あれ、そういえばまだローランサンは皆さんに挨拶してないよね?」
盗賊「ホントだ。お前そういったことはちゃんと言えよ」
ロ「わ、分かってる。………………って、何でそんなに見るんだよ!」
天秤「だって挨拶っぽいことは皆言っちゃったから何言うのかなーと思って」
盗賊「かぶったことばかり言っても新年の挨拶っぽくないから……そうだな、今年の抱負をどうぞ?」
ロ「え? 豆腐?」
天秤「…………ねぇ、単に聞き間違えただけかな?」
賢「いや、意味…だろうね」
盗賊「多分な」
ロ「……っで、何だよ、それ!」
盗賊「あーはいはい、あんまりいじめたら可哀相だな」
ロ「はぁ!?」
天秤「ツンデレだもんね」
ロ「お前いつそんな言葉覚えたんだよ! っまさか……」
賢「は、残念だったねぇ」
盗賊「俺だけど?」
ロ「ってお前かよ!」
盗賊「事実を言って何が悪いんだよ」
ロ「余計な知識与えんなって言いたいんだよ!!」
賢「話を戻すが、抱負とは心中に抱き持っている計画や決意のことだよ、ローランサン。君が今年やりたい事を口にすればいいだけだ、簡単だろう?」
盗賊「ほら、ローランサン早くしろ、皆さんに失礼だろ」
天秤「あー、ツンデレだから恥ずかしがってるんだね!」
ロ「天秤お前いい加減に――」
盗賊「はいはい天秤にキレない。あ、それともツンギレか?」
ロ「ああ分かった、お前が1番腹立つわイヴェール。殴っていい?」
盗賊「新年から物騒だな、お前は」
賢「それで? 抱負はないのかね?」
ロ「あ、えー……やりたい事……今更畏まって言うのも、なんか、あれだよな」
天秤「じゃあ『今年もツンデレ代表で頑張ります!』は?」
ロ「オイ、本気で天秤にその言葉教えたお前殴りたいんだけど!」
盗賊「俺は教えただけだよ」
ロ「コイツが新しい言葉乱用すんの分かっててやっただろ!?」
盗賊「そんなの当たり前だ」
ロ「……っち、お前ホンっトに会話文になるとここぞとばかりに嫌がらせしまくるよな…! てゆーか、今更だけど俺がいつどこでデレたって言うんだよ!?」
盗賊「今日はキレてるけど、普段は高確率でデレ発動するだろ」
賢「と言うより、ツンデレはもはや君の代名詞だろう?」
ロ「違う! ってか、それならイヴェールだってツンデレの部類じゃねーのかよ!?」
盗賊「俺?」
賢「彼はまた違った部類じゃないかね。ギャップというものが全てツンデレとは限らないのだよ、ローランサン。彼の場合は普段から凛々しい態度で構えているからこそ稀に甘えた表情を見せることが愛しいのであろう?」
盗賊「ちょ、サヴァン、そこまで言われると……」
ロ「………」
天秤「あれ、ローランサン? 大丈夫?」
盗賊「……なんか、ふて腐れてる?」
ロ「…………なんかさ、俺なんかよりサヴァンの方が、ずっとイヴェールのこと分かってんだなって……そ、そう思っただけだ! 悪いか!?」
盗賊「あ、デレた」
天秤「うん、デレたね」
賢「おめでとう、ローランサン。君はやはりツンデレだね」
ロ「…………何これ」
盗賊「はい、ということで今年もローランサン君はツンデレ代表を譲らないよう努力するようですよ。小説でも発揮されるかもしれませんねー、お楽しみに!」
ロ「オイ、勝手にまとめるな!!」
賢「私達も君達が楽しめるよう精一杯努力するつもりだよ」
天秤「そうだねっ。それでは皆さん、よいお年を!」




end.







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