鮮やかに衰えていく幻のように美しくありたい

この瞳は現実を見つめるためにある

この耳は救済を求める声を聴くためにある

この足はあらゆる柵から逃れるためにある

この腕は幸せを抱き止めるためにある

麗しき皐月の空の下に朽ちる

ウィークエンドの誓いに終止符を

この関係に意味を求めたらおしまいだろ?

そうやっていつだって逃げてきたでしょう?

明け方、魔法が消える頃にいらっしゃい

朝焼けに溺れた魚

数えきれない優しさを抱えて戻って来るから

「あいしてる」なんて間違いだらけの言葉では、この気持ちさえ伝えられない