《 暁と日常 》 | ナノ
浮気

〈飛段〉


「名前ちゃんはさァ、もし俺が浮気したらどうする?」

「飛段が浮気ィ?ぶっ殺すってのが飛段には通用しないからなあ。寝てる間に穴という穴に野菜ジュースを流し入れるかな!」

「まあしねえけどな!俺は名前一筋だけどな!」

「そもそも付き合ってないのに浮気もくそもないよね。」

「えっ、」

「え?」

「チューしたのに!?名前ちゃんは付き合ってねえヤツとチューすんのかよ!」

「あれは口じゃないからノーカン。」

「嘘だろ‥‥ッ名前ちゃん、俺の純情を弄んだんだな!?」

「ヤリチン野郎に純情も人権も無い!」

「本気でひでえ。」

「ごめんね、飛段。でもあれはスキンシップっていうかさ、ちゅうぐらいでそんな‥‥。」

「ぐらい?ぐらいっつったか?あ?名前ちゃん、お前まさか‘チュウぐらい’っつってボカスカ他の奴らにもしてねえだろうな!?」

「‥‥してないよ〜〜〜。」

「なんなんだその間は!くそ!名前ちゃんの浮気者ォ!!」

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