砂時計
〈サソリ〉
「ああ、名前お前今日の、‥‥へえ、砂時計か。」
「これですか?鬼鮫さんがちゃんと3分歯を磨きなさいって、くれました。」
「名前は砂時計について、なかなかに芸術的な代物だとは思わないか?砂の粒子が刻刻と時を刻み続け、また一瞬として同じ形成にならず次々と姿を変えていく‥‥。しかしネックは確実に終わりがあること、か。永遠に続く砂時計なんて最高に芸術的だと、おい、何してる?」
「や、はやく終わってくれないかなーって。私いっつも待ちきれなくて手で叩いちゃうんですよねえ。まあそうしたところで砂がはやく落ちたりはしないらしいんですけど。」
「(絶句)」
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