何だろう?
ふわふわのベッド・・・・・・じゃない!硬っ!!アレ?なんかふわふわしてなかった!?
重い瞼を持ち上げ体を起こすと布団の中だった。
「なんだ、夢だったのか、てか、ここどこ?」
さっきのはなんだったんだろう。
嫌な夢だ。
まだ気持ち悪さが残ってるよ。どんだけリアルな夢だって話だ。
目が冴えないまま障子の戸を開けた。
アレ?うちに障子なんかあったっけ?
「あ、目ェ覚めたか?」
ガタンッ!!
障子の戸が外れた。
しかも穴開けちゃった!!どどどうしよ!!
それよりも、
ぎ、銀さんんんんんん!?!?!
落ち着け私、落ち着いてタイムマシーン・・・だから落ち着け自分んんん!!!
有り得ない、え、でも・・・いや有り得ない!!
「す、すいませーん。間違えました」
きっとレイヤーさんとかだろ。あ、だったら写真撮らせてもらいたくもあるな・・・じゃなくて!
障子を直して閉めようとしたとき、腕を掴まれた。
銀さんの手が私の腕にいいいいいいいいいいいいいい!!!
「あわわわわ!は、鼻血出る!!」
「え、鼻血?」
「あ、お気になさらず!」
「あ、そう。・・・あのさ、話があんだけど・・・いいか?」
「え、あ、はい!」
(早まる鼓動)
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