ど、どどどどどうするよコレエエエエエエエエエ!!!!!
何でこんなとこにワープしたんだアアアアア!!!
どうせするなら銀さんのいる万事屋にしてくれりゃ良かったじゃないか!!神様のバカ!
って冷静に言ってる場合か!!
もうノリツッコミしちゃったよ!頭パニックだよ!頭パーンだよ!!
なんかすごいワアアアとかヤアアアとか刀のぶつかる音とか聞こえてきて怖いんですけど。
爆発とかも起こってるしさ、・・・凄くKYな自分。
てゆーか、アレ?あの戦ってんのって人・・・と何アレ?
アレ・・・アレ確か、天・・・人?
・・・え?
ええええええええええええええ!?!?!?!
って事はここアレか、銀魂の世界・・・
「死ねぇぇえええええ!!」
いつの間にか私の後ろにいた天人。刀をちょうど振り上げていたところだった。
死、死ぬぅぅぅううう!!
「ぎぃやぁぁああああ!!」
間一髪避けられた私。自分で言うのもあれだけど、凄いな自分。
って、アレ?なんか、また刀振り上げてんだけど。
き、斬られる!!避け・・・
ゾクッ
怖、い
天人の目を見た瞬間、動けなくなった。
さっき避けれた自分が本当に嘘みたいだ。
動け、動けよ私!避けなきゃ殺される・・・無理だ、怖い。
私は思わず目を瞑ってしまった。
ザシュッ
血が、舞う。それはまるで花が舞っているよう。
上半身と下半身がゆっくりとずれていって、上半身が地面に向かった倒れていく。
そして、下半身だけが残った。
気持ち悪い。
次第に体が震えだして、痛みが体中を走る。
私が斬られたわけじゃないのに。息が苦しい、心臓がバクバクいっている。
そして、
真っ白になった。
意識が薄れている中、赤色の中に、わずかに銀色があったのを、私は見逃さなかった。
(出会いはあまりにも残酷で)