次元の壁越えてゆくよ! | ナノ
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何事も無く無事移動し終わり、怪我人の治療の手伝いも終わった後、自室に戻った。


「暇だあああああああああ!!!」


思わず大声を出してしまった。いやだってこれはキツイ。それでも自室に戻る前に幹部4人の部屋にこっそり忍び込んでみたり押し入れの中みたりエロ本探したり探検したり、とにかくやりたかったことは全部した。
だけどすぐ飽きて、今はゴロゴロしている。


「誰か助けて・・・死ぬ、」


ガタ


「!?」


確かに障子の方から音が聞こえた。息を呑んで気配を消す(実際出来ているかわからないが)。

天人・・・?

障子を思いっ切り開いた。天人だったら斬り殺されるだろ、隠れるか逃げるかした方が良かったんじゃないかと思ったが何故か私は開いた。しかしその先にいた正体を見て安堵した。


「にゃあ!」


猫がいた。白と黒の。


「可愛い〜」


私がその猫達に触れようと手を伸ばした瞬間、


「シャアアアアア!!」

「痛ああああああああああああ!」


手を思いっ切り引っ掻かれ威嚇してきた。
血がたら、と流れた。でもそれ程の傷ではない。痛いけど。後で消毒して包帯でも巻いてりゃ治るだろう。


「おいで。大丈夫、怖がらせることなんてしないよ」


手を広げるが反応がない。じっとこっちを見てくるだけだ。
仕方ないので救急箱を取りに立ち上がった。すると二匹は私について来る。・・・ツンデレ?猫なのに?

その後も二匹はただ私にくっついていて二匹通しでじゃれているだけ。暇な私はただ二匹の観察をすることにした。





(反対の毛色、補色の瞳)
(だけど仲良しだなあ)

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タイトル、暇つぶし+猫=猫つぶし




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