次元の壁越えてゆくよ! | ナノ
15/31


「これなんですか?」

「ん?ああ、敵をどう攻撃するか攻めるルートやどこを落としたか書き記してある地図のようなものだ」


攻めるだと!?
そっちじゃないですね、はい。


「んんー・・・わかんないです」

「わからなくていい、戦争などお前には無関係だ」

「でもなんか手伝えることがないかなーと」

「では今すぐここから出ていってくれないか、仕事が進まん」

「それはやだ」


ヅラは一つ溜め息をするとまた机に向かった。

だってヅラって銀魂では電波でしょ?前半シリアスキャラだったけど。
そりゃあ意外としっかりしてたりするけど、でも許せない。


「ヅラは電波だと言い張る!」

「いきなり何を言い出すのかと思えば、今度は何だ」

「やっぱりエリーに会ってないからなのか」

「エリー?だれだそれは」

「白くて大きなどっかのお化けに似てて口がコーヒー豆の黄色でちらちらすね毛が見え隠れする、おっさん」


エリーを説明するのって意外と難しかったんだな。


「何だその生き物は・・・意味が分からんぞ。生き物なのか?ただのおっさんなのか?」

「大丈夫です、安心してください。そのうち会えますから」

「何!?会うのか!?何故わかるんだ?」

「エ、エスパー」





(和む会話)





*前 次#