寛げたシャツが惜し気もなく素肌を曝す。気恥ずかしさで逸らした顔とは反対に、縋るように擦り寄ってくる脚のなんと可愛らしいことか。
見下ろすアングルが見慣れてしまった俺と同じように、彼女もまた天井を背景にする俺に慣れただろうか。
「や…、グリーン、」
「や、じゃねぇよ。天国見せてやっから」
「そういう問題じゃ…───ひぁっ!?」
服を剥いたら食べ頃に熟れた桃みたいな身体が現れる。白くて、柔らかくて、良い香りがして、おまけに蜜まで滴って。ホントに果物じゃねぇのかと疑う俺はきっとおかしくなんかない筈だ。
好き、なんだ。
「ふ、ぁ……グリ、ン……ッ」
「揉むのより舐められる方が好きだよな、お前」
「あッ………違!……っ」
打算も駆け引きもない愛情に、俺は白濁の欲望と汗を返す。少しだけ自分を最低な奴だと思ったりするがそれだけだ。男なんてそういう生き物だと割り切っている。
好きだ、って。
それだけで、さ、
「すげ……かなり濡れてるぜ。気持ち悦いか?それとも期待してる?」
「ぃ…言わな、で……」
止まる指先。
止まる快楽にわななく太股。
「ほら、期待してるだろ」
「……いじわる……んぁっ」
潤んだ瞳が泣きそうに歪む。
ああ、馬鹿。それは男を煽るだけだって知らないのかよ。
「あ、そこ……やぁ」
「嫌?悦いの間違いだろ」
「は……っん、」
「声、我慢すんな。聞かせろよ」
「…だっ、て……」
「恥ずかしい?今更だろそんな、の!」
「あぁッ!」
それだけでさ、十分だろ?
「や……も、グリーンっ」
嬌声が耳を引っ掻く。蠢くナカは彼女よりも余程大胆で挑戦的に俺を煽る。
「はぁっ───、お前、締め過ぎ……」
「あッ、やっ…」
「その顔反則だ、馬鹿……っ。くそ、声だけでイきそ」
首に腕をまわさせて、脚を持ち上げて。ゲダモノみたく息を荒らげてる俺はさそかし馬鹿に見えるだろう。
「ッ、名前───」
馬鹿で結構。
思考する余裕なんてありはしないんだから。
溶ける思考に愚かさを見た
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何このgdgd感……。