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----夕雨side
原作通り、飛行船は遅れて目的地に到着した。
ってことは、ゴンはネテロさん相手に長い間ゲームしてたってわけだ。
元気だなぁ。
あたしは途中で抜けたんだけど。
三次試験会場・・・トリックタワーの頂上に下りると、キルアと一緒にいるお姉ちゃんを発見。
「お姉ちゃーん、キルアー、こっちこっち」
こっちこっち、とか言いながらも近づくのはあたし。
だって2人が移動するより、あたし1人が移動した方が楽なんだもん。
「あれ、お姉ちゃん。今日すっぴん?」
「あ、バレた?」
時間なかったんだよね、と肩を竦めるお姉ちゃん。
キルアは一瞬驚いた顔してた。
「え、シュウ化粧してたワケ?全然気付かなかったんだけど」
「あ、じゃあしてもしなくても同じってこと?」
「ああ」
「んー・・・じゃ、面倒だから普段からメイクするのはやめようかな」
「えぇぇ!?」
びっくりの爆弾発言!
お姉ちゃんがメイクをやめる!?
いや、あたしは全然構わないんだけどさ。
何故に今さら?
「あたしがメイクの必要ない、って言ってもやめなかったのに・・・」
「なんか面倒になった」
「今さら!?」
お姉ちゃん・・・流石です。
やっぱりお姉ちゃんはお姉ちゃんだった。