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「そうね・・・シャリはいい感じよ。温くなってないし、固さも丁度いいわ」


そりゃ良かった。
120%の確率でまぐれだけど。


「あ、それ多分まぐれです」

「運も実力の内よ。・・・で、肝心のネタだけど」

「はい」


食べてないからわかんないんだよねー。
ていうか、今考えたら酢飯に梅って合うの?


「ま、特別美味しいってわけじゃないけど、合格圏内ね」

「ほんとですか!?」


緩くないですか、審査基準。

・・・ああ、あれか。
まだ忍者の人が騒ぎ起こしてないからか。


「ほんとよ。二次試験合格おめでとう」

「ありがとうございます!」


何はともあれ、二次試験合格・・・っと。

・・・卵の方は免除されるといいな。




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主人公組やその他受験生が戻ってきた。


あたしを見て、ゴンが首を傾げながら聞いてきた。


「あれ、ユウは魚いらないの?」

「おかえりー。あたしもう合格したし」

「マジかよ!?」


失礼だなこいつ。
ほんとだっての!


「ばーか、キルアのばか」

「はぁ!?」


言い争い勃発!
・・・と思ったらレオリオとクラピカに遮られた。

なんだよもう。


「どんなんか教えてくれ!!」

「嫌だー自分で考えなよ」


だいたい聞いたら試験の意味ないし。


「確かに、これは試験なのだから合格者から聞くのは疑問が残るな」


そうだよ、その通りだよクラピカ!


「だが、情報収集も試験の内・・・」

「あほっ」


・・・だめだ、こいつら。



「そういえばシュウは?」


ゴンがすごく輝いて見える・・・いい子だ。


「んーお姉ちゃん?知らない」


言ったらすぐ見つかるだろうけど、言わなきゃ見つかんないだろう。

お姉ちゃん、あたしに感謝してよね。
目立たないようにしてやってんだから。




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だいぶ暇だ。
みんな見当違いなものを作るのに必死だし。

欠伸を噛み殺しながら、辺りを見回した。

ヒソカは・・・いないなぁ。
どこ行ったんだろ。
暇だからトランプ返そうと思ったのに。


そんなことを思いながら、再び出てきた欠伸を噛み殺した。





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