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----夕雨side
調理場を出て、溜め息をついた。
自分で言うのもあれだけど、先端恐怖症ってホントめんどくさい。
克服する方法ってないのかな・・・。
てゆーか、あたしだって前は平気だったはずなんだけどなー。
ま、それは置いとくとして。
あたしは魚を取る気はない。
大体海水魚がいないとこで魚をネタにしたスシを作るなんて無茶だ。
・・・調理場に戻るのは嫌だけど、戻んなきゃ始まんないし、戻るとするか。
思わずさっきより深く溜め息をついて、建物に入った。
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うん、何て言うか、はい。
「お姉ちゃんらしい・・・」
試験中寝るなんて、お姉ちゃん以外誰も考えないって。
しかも何メンチさんのソファーで寝てんのさ。
目立ちたくなかったんじゃないのか。
・・・ま、絶してるし目立たないか。
お姉ちゃん無駄に絶上手いし、多分ヒソカでも気付かないだろう。
何故かあたしにはすぐわかるんだけど。
ま、いーや。
とりあえず、今はスシ作んなきゃだし。
調理場に入る。
包丁は無視、見たくない。
「さーてと」
オリジナルなネタで、スシを作ってみようかな。
美味しいか、なんて知らないけど。