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ある日、2人の少女がこの世界から消えた。
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≪と、言うわけで、あなたは死にました≫
「ごめん、あたしには全く理解できない」
≪まあ、簡単に言うと、交通事故ですね≫
「ふーん・・・ま、いいけどさ。別に未練なんてないし。 ・・・あ、そういえば、お姉ちゃんは?あたしが交通事故にあったなら、お姉ちゃんも一緒にいたと思うんだけど」
≪あなたのお姉様も同日、死亡しています。あなたは即死、お姉様は病院で亡くなりました≫
「お姉ちゃんも死んだんだ・・・じゃ、なおさら未練なんてないや」
≪それは結構ですが、あなたたちにはもう1度人生をやり直してもらいます≫
「・・・はい?あたしもう十分生きたと思うんだけど」
≪13年で十分とは言えませんよ≫
「そうかもしれないけど・・・あたしもう、あの世界には戻りたくないな」
≪誰も元の世界に戻れとは言っていません。大体、今回のことは、あなたたち2人が死んだために起こる現象です。それなのに元の世界に逆戻りさせるわけないじゃないですか≫
「よく喋るね。 ・・・よくわかんなかったけど、要するにあの世界には戻されないんだね?それならいいや」
≪・・・あなたも凄い人ですね、普通そんなこと簡単に理解できませんよ≫
「あいにく普通じゃないもんでねっ。 で、あたしはどこに飛ばされるの?」
≪あなたに選択権を与えます。お姉様のいる世界と、いない世界。どちらを選びますか?≫
「そんなのお姉ちゃんのいる方に決まってんでしょ!」
≪了解しました≫
「え、そんだけ? ・・・って、うわぁぁぁぁああ!!」