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----夕雨side


走る走る走る・・・ただひたすら走る。

お姉ちゃんがなんだか浮かない顔してるのが気になったけど、とりあえず走る。


「・・・キルアずるい」

おっと、つい本音が。


「いいだろ」

「乗せろ」

「あ、私も乗りたい」


あ、お姉ちゃん復活した。




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「オレ、キルア」

「オレはゴン!」


・・・いつの間にか原作に巻き込まれてたよ!

いや、巻き込まれてることに文句はないけどさ。


「君たちは?」

「あ・・・あたしら?」

「うん!」


ゴンくん超元気。


「あたしは夕雨。んでこっちが・・・」

「夕雨の姉の朱雨。こう見えても16歳」


あれ、お姉ちゃん・・・ひょっとして身長気にしてる?

「よく間違えられるんだけどね」


・・・この顔は気にしてないな。


「そーなんだよねー。あたしは14歳」

「へぇー。ユウ、背高いんだね」


ゴンくん超素直!

そしてキルアが空気化してる件。

・・・ゴメン、存在忘れてた。




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