「高尾お前馬鹿なの!?死ぬの!?」
「あ、とうとうあだ名じゃなくなりましたね鶴乃さん」
「うるせぇお前本当にお馬鹿さんなの!?何ドエスな押せ押せキャラになってるの!?前のひたすら可愛いいってた方がまだ可愛かったわこのセンター分け!!」
「ちょっ、ちょっ、おでこ押さないで痛い痛い痛い痛い!!」
「お前は馬鹿か、馬鹿なのか!?ちゃんと好意伝えるために俺頑張るよっていってただろうあれ嘘か嘘なのか!?俺に嘘ついたのか!?」
「真ちゃんしまってる!!」


俺なりに正しくアタックしてみた所鶴ちゃんと真ちゃんのアウトゾーンに触れたらしいからって朝一でこの仕打ちは無い。ちなみに雫ちゃんはトイレにいった。

腕をバシバシ叩けば真ちゃんは外れてくれたけど鶴ちゃんの手はまだ俺のおでこにある。バットエンド臭がする。最悪だ。


「え、あれだめでしたか?」
「……緑間、もう頭潰していいかな?」
「いっそのこと一思いに…」
「真ちゃあーん!?」


力の込められた鶴ちゃんの右手に勘弁してと謝ったら冷たい目で離される。えーあれ間違ってましたか、一発目からだめでしたか、


「じゃあプランびーでいくか…」
「……一応聞く、プラン、ビーは?」
「ツリバシ効果作戦」
「嫌な予感しかしないからやめろ」


あれも駄目これも駄目って鶴ちゃん我が儘だねと笑えば目潰しされそうになった。おいそれ洒落にならないやつだろ!!
本気でどうすりゃいいかわかってない俺に鶴ちゃんも真ちゃんも呆れたように溜め息をつく、なんだってばよ。


「別に普通でいい」
「ワッツ?」
「むしろ雫には好き好き可愛い可愛いいう前の関係が好ましいです」
「ワッツ!?」
「ガチで驚くな」


それじゃあ現状かわらないじゃんと叫べは真ちゃんの目が本気で死んでてちょっとびびった、だめだ和成もうわかんない!!


「かっずーはそのままで雫と接するのが一番いいんだって」
「ありのままの俺なら雫ちゃんの処女は明日にでもなくなりますが」
「今死ぬか今日死ぬかどっちがいい」
「ごめんなさい冗談です」


そのままって、本当にそのままでいいのか?あーだめだわかんないけど鶴ちゃんのいう通りにしよう。


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