やっべーやっべー好き、超好き!!
ポカリくれるだけで惚れ直すのに、あんなきらきらな目でかっこいいとかいっちゃって髪とかさわっちゃって!!


「好きいいいい……!」
「高尾ぶつぶつうっせーよ!」
「無理無理我慢できねーあと大声やめろってさーあー可愛い」


あのふっわふわでさらさらで柔らかいストレートパーマかけてんの!?ってぐらい綺麗な髪を撫でたい撫でまくりたい…!!
身長は小さいってわけじゃないのにすげえ守りたくのなるのって雫ちゃんのオーラだよなまじて。
可愛いーと連呼していたらクラスメイトの島田がに呆れた様に溜め息を吐き。俺に耳打ちする。


「なに?高尾も三好狙い?」
「いや違うけど」
「え、じゃあまさかあのモサガール!?」
「モサってなんだよ雫ちゃんはそういうゆるい所が可愛いんだよ」


三好美亜。三年生の美人さんを押し退け校内(隠れ)美少女ランキングじゃあ入学から一位ばっかとってる子だ。
そりゃあ確かに何もかも完璧だし?言い寄られたら大半の男がなびくだろうよ?
でもなー、俺は雫ちゃんなんだよなー、あの泣いた顔からの笑顔がみたくて仕方ない、笑顔にしたい、あわよくばもっと色んな表情をみたい。雫ちゃんに喜んでほしいかっこいいとこみせたい。完璧恋だよな。理屈とか抜きで好きなんだよ。うわくっさ。


「あー、なんていうかお前モサガールの事好きなんだなー、そりゃあ三好も目に入らんわ」


苦笑した島田が投げたスリーはゴールに入らず落ちた。島田だせえ



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