次は図書室に来ました!ターゲットはもちろんテツくんです!確かテツくんは一番奥にあるソファにいるはず…
あ、いました!相変わらず目の前に何冊も本を置いて読書にふけっているご様子です。
『テーツーくんっ♪』
「かなさん?珍しいですね、図書室に来るなんて」
『テツくんを探してたからね』
「そうですか。で何か用でしたか?」
『んっとねー…Trick or Treat!』
「Trick or Treat…そういえば今日はハロウィンでしたね」
『だからお菓子ちょうだい?』
「あげたいのは山々なんですが…今お菓子を持ち合わせていません、そして僕はイタズラの方がいいです」
『え』
なんで自らイタズラを選ぶのかがわかりません…
「イタズラ、何してくれるんですか?」
『え、えっと…』
テツくんがまさかイタズラを希望するとは思わなかったんで動揺しちゃっていい案が浮かびません…。
「かなさん?」
『イタズラって言っても何も考えてないの…』
「そうですか。じゃあヒントをあげましょう。僕は首が弱いです」
『首が弱い…あっ!』
首が弱いんだったら擽ればいいんじゃない…って思ったけど大くんにしましたからね…
少々恥ずかしいですが…頑張りますっ!
『テツくん、上向いて…?』
「こうですか?」
私はテツくんの真っ白い首筋に近づいて、カプリと優しく噛みました。わ、わかっていましたが恥ずかしいです…
『い、イタズラ完了…です』
「………」
あれ、嫌だったかな…?
「かなさん…」
『なぁに…?』
「嬉しいイタズラありがとうございます僕興奮しちゃってああ可愛すぎますよその照れた顔が」
『て、テツくん?』
「もう食べちゃいたいくらいですあー可愛いかなさんこの顔は今僕しか見ていないなんて得すぎます」
『………』
もうテツくんは手がつけられないので去りましょう。というか早く逃げないといけない気がします…。
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