今日は短縮授業なのでお昼で学校は終わりです!
『やっと今日の授業終わったね!』
そう征くんに問いかけると「あぁ」と返事をしてくれました。
そこでフッと思い出しました。今日お買い物に行かないと冷蔵庫に何もないんだっけ…
「どうしたかな、そんなに考え込んで」
『今日お買い物に行くから買うものを考えてるんだよ』
「じゃあ僕も行こう、かな1人では大変だろうからな」
『本当?ありがとう、助かるよ』
「じゃあ僕の買い物にも付き合ってくれるね?」
『うん、もちろん!』
「じゃあ早速行こうか」
『あ、ちょっと待ってね!』
私は携帯を取り出してさっちゃん達にお昼ご飯は買って食べてとメールをします。よし、これで完璧!
『ごめんね、じゃあ行こう?』
「ああ」
―――マジバ。
まずは私たちもお昼ご飯を食べることになりました。
「美味しいかい?」
『うん、とっても!あ、ポテトいる?』
「じゃあ貰おうかな」
そう言うと征くんは口を空けたまま動きません。
『食べないの?』
「かなが食べさせてくれるんだろ?」
『仕方がないなぁ…はい』
征くんの口にポテトを入れると、手首を捕まれて私の指ごと口の中に入れてしまいました。
『せ、征くん!?///』
しばらくしてからようやく指を出してくれました。は、恥ずかしい…///
「ふっ、顔が真っ赤だ」
『な、なんで指っ…』
「指についた塩を舐めて綺麗にしてあげただけだが?」
『そんなの自分でするよぉ…///』
もう恥ずかしくて今すぐ店を飛び出したいです…。
お昼ご飯を食べ終えて、先に征くんのお買い物をすることにしました。
にしても今日はなぜか人通りが多くて、すれ違う人と肩が当たって転けそうになります。
「かな大丈夫か?」
『あ、あんまり…』
「かなは小さいからね、僕の後ろを着いてこればいい」
征くんは私の手を握って人の間をスルスルと抜けていきました。
なんとか人混みを抜けてお店にたどり着きました…
『征くん、ここってどんなお店?』
「雑貨が売っているんだ」
メンズ品もあるけど、なんだか女の子が好きそうな雑貨屋さんです。
『ここで何買うの?』
「この間たまたま店の前を通ったらかなに似合いそうなネックレスを見つけてね、かなにプレゼントしようと思ったんだ」
『本当!?どれ?』
「これだよ」
征くんが手にしたのはお花がモチーフにしてあるペンダント。とっても可愛くて、私の好みにどストライクです!
『いいの?買ってもらっても…』
「ああ、だが毎日身に付けるのが条件だよ」
『勿論だよ!こんなに可愛いのに毎日着けないなんて勿体ないもの!』
「気に入ってもらえて良かったよ」
『ありがとう、征くん!』
「じゃあ食材を買って帰ろうか」
『そうだね!今日はありがとう征くん』
「どういたしまして」
『またお買い物に付き合ってね?』
私たちは雑貨屋を後にして食材を買いにスーパーへ行き、家へと帰りました。
行こうか
--( ˘ω˘) アトガキ--
あ様、遅くなりすいません…。
こんな感じでよかったでしょうか?またご感想お願い致しますね!
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