『やぁっほぃ青峰君おはようさん相変わらず眠そうな顔だな今にも寝るんじゃね的なつか目が半分閉じているじゃないかよぅし私が一発渇を入れてやろ「うっせぇよ朝っぱらから!!つかどこで息したんだよ!」』 和奈と青峰の会話はいつも道理であり、奈音のマシンガントークは学校が着くまで止みはしない。 『それでさ聞いてよ青峰君よ。私が朝、汗と涙で作った目玉焼きを弟が"いらねぇ。"とか言うんだよ!酷くね?つかいじめだよねこれ!』 「目玉焼きって汗と涙で出来るもんなのか?つかお前料理駄目だろ。」 『駄目じゃあないんだ。人よりちょっと個性的であり、人よりちょっと残念な形と味になるわけで「それを駄目って言うんだよ。」』 欠伸を響かせる青峰。 和奈は、そんな青峰の欠伸の中間辺りに背中に鞄を力いっぱいにぶつけた。 「っふぁ!?」 『・・・ふっ・・・あははははははは!!あはっ!はははははははっ!!!"ふぁ!?"だってよ!!!可愛いな青峰君こんちきしょー!!・・・っははははは!!』 和奈は道端で笑い声を響かせる。 通行人や同学校、他学校の生徒が数秒ごとに2人を見る。 青峰は視線のことは眼中にないようで僅かに肩を震わせていた。 『・・・はぁ、笑った笑った。ありゃ、青峰君もしかして怒ってるのかな?いやぁ悪かった悪かった悪かった!!大事なことだから3回言ったぜ!にしても、青峰君のあんな声2度と聞けないからさ、録音しときゃ良かったよ!』 上機嫌な和奈とは裏腹に青峰は一言も返さない。 『・・・あり?青峰君?青君?峰君?大輝君?』 流石の奈音も気になってか青峰の顔をのぞき込む。 その瞬間――。 デコピンが和奈の額に刻まれた。 『ふにゃあ!?・・・ぁいった――!!!』 「引っ掛かったなこの馬鹿!お返しだ!」 『おのれぃ!』 今日も2人の笑い声は止むことを知らない。 |