俺の彼女はツンデレだ。 今日は珍しく部活が休みだったから、和奈と何処かへデートでもしようと思って彼女の家へと向かった。 『…なんで大我来たの?』 「彼氏が彼女の家に来て"なんで"はねえだろ!」 『部活じゃないの?』 「今日は休みだから来たんだろ。…つーか家に入れてくれよ、玄関で話すことねーだろ」 『まぁいいよ』 まぁに不満を感じたものの、とりあえず部屋に入れてくれた。 「相変わらず雑誌は出しっぱなしだな」 『別にいいでしょ!で休みなのにうちに来るなんて、大我も暇だね?』 「別に暇じゃねーよ!最近和奈とゆっくりする時間がなかったから来てんだよ!」 『別に会いたいだなんて言ってないけど?』 「はぁ…和奈ちょっとココ来い」 俺はそう言って膝の上を指差した。 『何で膝の上なのよ!』と言いながら、俺のそばまでやって来た。 「早く座れよ」 『別にここでも話は出来るでしょ?』 なかなか座らない和奈にしびれを切らした俺は、近寄った奈音和奈腕を自分の方に引っ張った。 『ちょ、ちょっと!危ないじゃない!///』 「だからちゃんと受け止めただろうが」 『強引なんだから…///』 そのまま後ろから抱き締めると、和奈も体重をかけてきた。 『折角の休みなんだったら、私なんかよりゆっくり休んでほしいのに…』 そういった和奈の顔は見えないが、きっと真っ赤な顔をしているのだろう。 「休みだから会いたかったんだよ。いつも部活で構ってやれないからな」 『…バーカ』 和奈は振り向いて、俺に抱きついてきた。 『いつも会えない分、今日は責任取ってよね!///』 「あぁ、もちろんだ」 こうやって俺は毎回、彼女のツンデレに振り回される。 いつになったらツンが無くなるんだろうな、なんて考えてみた。 世界で一番お姫様 (本当はね、寂しかったんだよ?でもあんな言い方しか出来なかったの、恥ずかしくて…) (わかってる、だから今日はお前の我が儘に付き合ってやる) --( ˘ω˘) アトガキ-- 更科様へ相互記念作品ってことで! リクエスト通りになっているのかが不安ですが(´・ω・`) 良かったらお持ち帰りくださいませ!これからもよろしくお願いいたします♪ |