さぁ最後は問題のあっくんを起こします。
『あっくん、入るよ』
案の定です、お菓子持ちながら寝ていました。
『あっくん起きて、朝だよ』
「んん〜…お菓…子ィ…」
お菓子の夢でも見てるのかな?でもお菓子持ちながら寝るのは辞めてほしいです。
ともかく起こさないと私まで遅刻しちゃうから、あっくんを激しく揺さぶります。
『あっくん、あっくん』
「んぅ…かにゃちん…?」
『そうだよ』
「かにゃちーん」
そう言うとあっくんは私を引っ張って抱き締めました。
「かにゃちんから卵焼きの匂いがするー」
『さっきまでご飯作ってたからね』
「んんー」
あっくんは私に抱きついたまま首に顔を埋めてクンクンします。とってもくすぐったいです…
『あっくん、くすぐったいよ』
「かにゃちん甘いかなー?」
すると首に生暖かくて濡れた感触が走った。
『あっくん何したの?』
「甘いかなーって思って舐めたー」
『え』
舐めたって…そんな食べ物じゃないのになんて考えていると、また首筋を舐めてきました。
『ちょっ、あっくん!』
「美味しー」
辞めてほしくてどんなに肩を押しても2m以上ある身長がある彼には全く通じません。
だ、誰か助けてっ…
心の中で助けを求めると、部屋の扉が勢いよく開きました。その開いた先には朝風呂から上がったさっちゃんでした。
「むっくん!かなが嫌がってるじゃない!」
「だって…お腹すいたんだもん」
「リビングのお菓子が欲しかったらかなを離しなさい、そして起きなさい!」
「ちぇーっ」
するとあっくんはようやく私を離してくれました。さっちゃん、ありがとう。
『さっちゃんありがとう』
「かな〜!今日も可愛いよ〜」
さっちゃんはいつも通りに私を抱き締めます。
さっちゃんは胸が大きいので抱き締められると顔が圧迫されて息が出来ません…。
羨ましい限りです、Fカップ。
『さっちゃん、ぐる゙じい゙』
「あっゴメンごめん!」
『ぷはっ!ご飯出来てるよ』
「いつもありがとう!じゃあ食べにリビング行こう」
『うん!あっくんも行こう?』
「はーい」
3人で仲良くリビングに降りると他のみんなは結局朝ごはんを食べるのを待っていてくれたようです。
「じゃあ食べるっス!」
『そうだね、じゃあいただきます!』
--( ˘ω˘) アトガキ--
朝から賑やか、終了!無事に起こせました←
それにしても桃ちゃんの口調がわからない…精進せねば(´・ω・`)
|